関内駅のBASEGATE横浜関内にある、このホテルにはモットーがある。そのモットーはズバリ「レガシー」だ。
このホテルOMO7横浜は、もともと市庁舎だった。新しく市庁舎を馬車道に建てることになり、今までの市役所をどうするか考えていた時に、「この建物を残したい」という声が多くあった。だがどういう風に残せばよいのか?そうしてたどり着いたのがこのOMO7横浜だった。ホテルであれば、市民の人もそうでない人も、もともと市役所だった建物の深みや、驚きを感じることができる。そしてそこにはレガシーという名で旧市役所のものが残っている。反対に全く新しく生まれたものもある。これが古いものと新しいものの共存だ。
そんなレガシーがたくさんあるOMO7横浜のレガシーをいくつか紹介しよう。たとえばソファー。何気なく座ったこの椅子、実はもともと議員席として使っていたものなのだ。客室にもレガシーがある。客室には三色あって赤、青、緑の三色なのだがそれぞれ前横浜市役所のある場所や物を表しているのだ。赤はのじゅうたん。青はエレベーターホールのタイル。緑は議員席といった形でそれぞれが元市役所を思い出すような働きをしている。他にも階段は、すべて残すのは難しかったが、どうにか八段だけ前までのものを残すことができた。それにタイルもそうだ。タイルは、傷ついている場所とそうでない場所が見て取れる。他に珍しいもので言えば数字がある。
階段やタイルは、すべて残すのは難しく、一部分だけを残して使っている。だがそれだけではない新しいものを作る時も古いものをリスペクトして作っている。
客室の番号などはもともとエレベーターの階を表示するものだったデザインを使っていて、足りなかった数字はその数字をデザインした人のお弟子さんが作っているというこだわり。
このようにOMO7横浜には、レガシーが溢れている。残そうとした人の努力や協力の結晶なのだ。OMO7横浜をあらためて見て、古きよきものと新しいものが融合していて、とても斬新だった。以前に来た時と同じ部分や違う部分があって、とてもおもしろい建物になっていた。


