フットサル 祝 航大選手のトークショー取材

10月28日、神奈川大学学祭「第3回みなとみらい祭」を取材してきました。学祭では、サークルやゼミで脱出ゲームやドーナツ販売など、さまざまなブースがありました。

そんな学祭の中で実施された、プロのフットサル選手、祝 航大選手のトークショーの取材をさせていただきました。 航大選手は、大学生として大学に通いながらY.S.C.C横浜に所属している、プロフットサルプレイヤーです。
フットサルは、サッカーに似ていますが、サッカーよりも小さいコートでプレイします。守備や攻撃が変わりやすく、点が入りやすいため、観る人にもおもしろく、魅力あるスポーツです。

航大選手は、最初は小学4年生にサッカーを始めて、高校生まで続けていました。そこで、大学入学と同時に、自分の得意なドリブルをより発揮できるフットサルに移り、プロになりました。
フットサルは、サッカーよりもコートが小さいため、試合の時では作戦が大切になります。航大選手は、体の重心をどこにおけばいいのか、関節や力の入れ所をどうすればいいかということを考えて、いつも練習に取り組んでいます。また、上半身を中心とした筋トレを行い、他にも、毎日のストレッチである開脚や長座を続けているそうです。実際に少しストレッチのようすを見せてもらったのですが、とても体が柔らかく、すごかったです。
また、航大選手がプロとして大切にしていることはストレスを溜めないようにすることです。そのために、自分の好きなように体を動かすことを普段から意識しています。

航大選手はフットサルと大学を両立させています。どうして大学に行っているのかを聞いてみました。「大学を出た方が自分の選択肢が広がるから」だと話してくれました。練習は大学に行く前の朝6時から8時までなので、時間的な両立は難しくはないですが、身体的には大学との両立はきついときもあります。ですが、航大選手には目標があります。それは、世界で活躍できるような選手になり、フットサルを他のスポーツのように有名にすることです。

航大選手が所属している大学のゼミの先生である石濱慎司先生にも取材させていただきました。石濱先生のゼミでは、スポーツマネジメントや地域貢献等を中心に研究しています。地域貢献として、地域でSDGsについての活動をしています。

スポーツマネジメントの研究はとても奥深いです。スポーツと学問は別のものと分けられることが多いですが、スポーツはとても幅広いものであるため、学問を絡めることによってビジネスになるのです。
また、石濱先生が学生によく話していることは、コミュニケーションが一番大切だということです。コミュニケーションは、日本語にすると、つまり義理人情であると教わりました。義理人情とはどういう意味かと言うと、一生懸命がんばっていると、誰かが必ず助けてくれるということです。そのためには自分からエネルギーを出して、好奇心を持つことが大切です。好奇心を持つことで、次にやるべきことが見えてきて、それでまた運が向いてきます。コミュニケーションを大切にしている石濱先生の授業は、グループで話し合う活動が多く、話を引き出すコツやテクニックなども教えています。石濱先生とお話していると、とても話しやすく、本当にコミュニケーションが大切だとわかりました。
今回の取材で自分も考えが深まり、自分の活動にコミュニケーションを活用していきたいと思いました。

戻る