身近なところにNDCグラフィックスのデザイン

私たちはNDCグラフィックスに取材に行き、代表の金江さんとコピーライターの田中さんにお話を伺いました。

NDCは「日本デザインセンター」の略称です。NDCグラフィックスのオフィスは倉庫をリノベーションしたもので、天井が高く開放的で、とても素敵でした。オフィスの入ってすぐのところに、NDCグラフィックスがデザインした商品がずらりと並んでいます。また、広い空間のあちこちに、デザインされたものが置かれていて、面白いオフィスでした。

NDCグラフィックスは、横浜の街で活躍している水玉模様のバスや犬のキャラクターのブルーダル、神戸コロッケのロゴ、銀座カリーのパッケージなど、私たちが身近で親しんでいる多くのデザインを作っています。また、国土交通省制定の公共ピクトグラムのデザインも手掛けていると知って驚きました。

水玉模様のバスは、横浜港と桜木町を結ぶバスです。横浜に遊びに来る人を出迎えて、明るい気持ちになれるようなデザインを考えたそうです。水玉模様は円形だと思っていましたが、よく見ると楕円形をしています。この形はスーパー楕円といって、人々にとって使いやすいデザインなのだそうです。

デザインをする上で大事なことは、使う相手の目的に合わせることや、相手の問題を解決することだそうです。自分が作りたいものをつくるのではないのです。なるほどと思いました。沢山のデザインを考えて、話し合ってから、いくつかのデザインを使う相手に提案するそうです。

「一般の人のデザインを使ったことがありますか」と聞いたところ、あるデザインの公募があり、選ばれた作品を使いやすくするためにブラッシュアップしたことがあると答えてくれました。

今回取材をして、自分でもデザインをしてみたくなりました。

戻る