2024年に80周年を迎えた横浜市西区。僕たちMMジュニア編集局はそんな西区の中心である西区役所を訪れ、区長の菊地健次さんにお話を伺いました。
西区役所は地上4階地下1階建てになっていて、各フロアにさまざまな窓口がありたくさんの職員のかたが働いていました。約400人が働いているそうです。
1階には西区の今と昔を比較し作られた、「今昔かるた」が掲示してあり西区の歴史を楽しく知ることができました。僕が気に入ったのは「天高く白い帆を張る日本丸」です。あの青い空に生える白い帆が目に浮かぶようで、とてもいい句だと思いました。
西区役所を一通り探検した後は、区長へのインタビューの時間です。僕たちの質問にとてもていねいに答えていただきました。
たくさんの質問に答えていただいたのですが、その中でも区長が描く、未来の西区像についてたくさんのことを話していただきました。
まず一つ目は「これから西区がどんな街になっていくか」ということ。80周年を迎えどのような街に発展していくのか。菊地さんは「西区を良くしようという気持ちが、住民の中で強くなっていくのではないか」とおっしゃっていました。今現在、西区の人口は約10万人となっていますが、46年後の2070年には約18万人まで増加するといわれています。人口の増加が続く見込みなのは、横浜市で西区だけだそうです。これからどんどんと住民が増えていくにつれ、地域のつながりはもっと強くなっていき、みんなで西区を良くしていく。そうすることで西区がもっと賑わいのある街になり、世界に誇れるまちになっていけたら、と話してくださいました。
二つ目に聞いたのは、「これまでの発展とこれからの発展の違いについて」です。MMジュニア記者が活動している、みなとみらいにはこの10年でとても多くのビルが建てられそれに伴い大きく発展してきました。そのため、今みなとみらいには「空地」がほとんどありません。これまで建物の建設もあって発展してきたみなとみらいが、今後どのように発展していくのでしょうか。それは、たくさんの企業の横の連携やほかの地区との連携など、「外とのつながり」によって発展していくということでした。今みなとみらいにはいろんな企業が入ってきています。そんなたくさんの企業が互いに連携して合同で新しいものを生み出していくということだそうです。もう一つは他の既成市街地と連携を持つということです。そうすることでさまざまな人やモノがみなとみらいだけで完結せず広まっていくということです。これはみなとみらいに限らず、西区全体が発展していくのではないかと思いました。
80周年を迎えた今なお発展し続ける西区と西区が大好きな区長菊地さん。そして、たくさんの住民。これからの西区はどうなるのかとても気になります。2070年には僕も64歳ですが、それまでにどんな発展を遂げるのか楽しみです。