『はかる』会社、小野測器

『はかる』会社と聞いて、重さ、水の量、時間を測る会社だと私は想像していました。見学してみたら、私が想像していたものとはちがい、実際に測っていたものは、差し込んだ棒がどれくらい回転するのか、燃料の量、物の厚さ、物がどれくらい回転しているのか、音や温度などを測っていました。

JAXAが打ち上げたロケットの回転計測に小野測器の回転計が使われているとも聞きました。はかることだけでなく、はかる装置も自分たちで作っている会社と知り、驚きました。

実際に、実験に使用している部屋も見学しました。

無響室という部屋は、音が全く響かずグラスウール という 吸音材がしき詰められていて、人の声がいつもより少し小さく聞こえました。

残響室という部屋は、熱いコンクリートでできていて音がトンネル内のように 何重にも重なり、ひそひそ声などのとても小さな声も響いて、まわりの人に聞こえてしまう感じがしました。

半無響室という部屋は、壁がふかふか素材でできていて、音を吸収してしまうため、飛行機内で耳が詰まるような感覚になることがありました。壁の素材が違うだけで音の聞こえ方が変わることも知りました。

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