西区は2024年、区制80周年です。その節目の年に、西区長の菊地健次さんに取材することができました。
お話の中で私が特に興味を持ったのは、「区制70周年から変わったこと」と、「西区はこれからどうなるか」についてです。
菊地さんは「区制70年から変わったこと」のひとつとして、「人口増加」を挙げていました。特にみなとみらいに住む人が増えたことにより、空き地が減り、活気が生まれたといいます。
確かに私が小さい頃は、空き地が多く数える程度しか建物がありませんでしたが、現在は高級ホテルや企業の本社などが増え、自分も発展が進んでいると感じます。
一方で、みなとみらいでは空き地のほとんどが埋まり、「開発による発展」が終息してくるそうです。空き地がなくなったところからの発展について菊地さんは、お店、企業の連携によって新しいものを生み出すことが重要だとおっしゃっていました。
みなとみらいなどの新しい街、横浜駅周辺、野毛・平沼などの昔からある街、といった街の間には、高速道路や鉄道の高架などがあります。さまざまな街が、こういった物理的な壁を越えてつながることで、新たな活気を生み出すことを目指しているそうです。
菊地さんは西区のいいところとして、新しい街と昔ながらの街が融合しているところを挙げられていました。
私はどちらかといえば昔ながらの街に住んでいますが、現在進行形で発展するみなとみらいだけでなく、商店街や住宅が広がる古い街にも目を向け、生かそうとする菊地さんや西区役所のみなさんの姿勢は、とてもすばらしいと感じます。
数年で大きく変化した街と、昔ながらのようすを残す街が共存する西区。こういった街がつながり、街単位では生み出せなかった大きな活気が起こった西区が楽しみであると同時に、街どうしのつながりに貢献できるよう、私も取材や記事を通して、街を知り、伝えていきたいと改めて感じました。