『乳がん検診へ行こう!絵画コンクール』に応募しよう!

「『乳がん検診へ行こう!絵画コンクール』を多くの子ども達に知ってもらいたいからジュニア記者に取材に来てくれませんか?」という依頼がありました。

僕は、乳がん予防医学推進協会の代表丸山さんと、会員で、乳がんにかかった経験のある、ガンサバイバーの青木さんに、協会が行っている取り組みについて、お話を伺いました。

乳がん予防医学推進協会は、放射線技師の3人を中心に立ち上げた団体で。今年で設立して5年目になります。
乳がんは9人に1人という高い割合で女性がかかる病気です。乳腺の組織にできるがんが多いそうです。あまり知られていないのですが、男性も毎年100人に1人くらいの割合で乳がんにかかるということです。男性も女性も多くは乳管から発生し、一部は乳腺小葉で発生します。ガンサバイバー(がんを経験した人のこと)の青木さんは乳がんにかかり片方の胸を無くしたそうです。青木さんは検査で早く見つかったこともあり、治療することができました。検査をしていれば早期発見で治る可能性は高くなります。
乳がんは30〜40代の若い人でもかかる方が増えてきており、その世代は仕事や子育てでいそがしいため、検査をあと伸ばしにしがち。「予防をする」という意識が低く、症状が出てから病院に行くという人が多いのです。
定期的に検査して、早期発見すればなおる確率が高くなります。検査にはマンモグラフィーというレントゲン検査やエコーという検査があります。男性の乳がん検査は女性と違い、数が少ないため国からの補助は受けられません。ただブラザーコーンさんという男性芸能人が乳がんになったことを公表したため、男性からの検査のお問い合わせが時々来るようになったそうです。そういったちょっとしたきっかけで検査を受けてほしいとおっしゃっていました。

そこで乳がん予防医学推進協会では「乳がん検診へ行こう!絵画コンクール」というコンクールを企画し、行っています。検査をしっかり受けてほしい、ちょっとしたきっかけを作っていきたい、多くの人に検査にいってもらいたい。そんな思いをたくさんの人に伝えるためです。今年で5回目になります。審査はプロのデザイナーさんや絵画教室の先生、団体メンバーなどが行います、キャッチーな言葉を入れたポスターをつくってほしいそうです。

昨年の応募者記念撮影。

最優秀作品は賞金2万円!詳しくは乳がん予防医学推進協会のホームページをみてください。
https://nyisk.com/cn17/cn18/report2.html

お話を聞くまで乳がんとはあまり自分は関係ないと思っていましたが、男性もかかるということで、もっと予防が必要なことを広めていきたいと思いました。

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