みんなとみらいの村田製作所

僕たちが日々使っているスマートフォン。今では生活に欠かせないものになっています。今回は、そのスマホに必要不可欠な部品「コンデンサ」を作っている、村田製作所を取材してきました。

村田製作所は1944年創業となっており、今年で78年目になります。立ち上げ当初は社員は数十人だったとそうですが、今では7万を超える人々が働く大企業です。日本だけにとどまらず、アフリカ、オーストラリアを除くすべての大陸に製作所を持っています。

そんな大企業である村田製作所ですが、具体的に何をしている会社なのか、関口晴巳さんにお話を伺うことができました。関口さんは村田製作所みなとみらいイノベーションセンターの管理部で働いている方です。お話を聞き、村田製作所では、電子部品の事業を行っていることがわかりました。具体的に言うと、電子部品の開発、電子部品の製造、電子部品の販売の三つです。電子部品とは電子回路を作成する際に必要となる部品のことです。電子部品の中にもたくさんの種類がありますが、村田製作所では「コンデンサ」を作っています。コンデンサとは電気を蓄えたり、放出したりする部品で、さまざまなものに使われています。スマートフォンやコンピュータ、自動車などです。村田製作所はコンデンサをとても小さくする技術を持っており、一番小さいものでは、0.25㎜というサイズです。セラミックという物質の粒子をさらに細かくし、それを層にして重ねることで、小さな小さなコンデンサを作っているのです。こんなに小さくされているため、小さなスペースにも、たくさんのコンデンサが入ります。スマートフォンにはなんと、1000個ものコンデンサが入っているのです。

このような技術を基に文化、社会の発展のためのエンジンになるという理念を掲げ、このみなとみらいイノベーションセンターは作られました。その言葉通り、イノベーションセンターの中には、村田製作所のことがいろいろ学べる「ムラーボ!」が入っています。ムラーボ!とは、専用の端末を使いクイズやレーシングゲームなどをしながら、村田製作所が行っている仕事に関係のある電気科学の知識を知り、体験するところです。難しいように感じますが、全くそんなことはなく、僕も楽しく電気の知識を身につけることができました。

僕たちの生活を電気の方面から支えている村田製作所。今回の取材を経て村田製作所という会社のすごさを実感しました。そしてこれからもさまざまなものを開発していくであろう村田製作所に興味がわき、自分も村田製作所のように発展していきたいと思いました。

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