まず初めに、皆さんにとって豊かな体験とはどのようなものでしょうか。楽しかった体験や悔しかった体験、何か新しいことに挑戦した体験などと体験と言っても人それぞれです。けれども、それらの体験を経験した後、僕たちは必ず成長していると思います。これからの未来、僕たちはどんな豊かな体験をして行けばよいのか、そんなことを考えさせるような取材でした。
富士通エフサスのオフィスでは、様々なイベントが開かれています。今回取材したのもその1つで「豊かな体験を通した学びフォーラム」という学校の先生主催のイベントでした。実は僕の父は横浜市の教員で、このイベントには父も携わっていました。子どもに豊かな体験してもらうために、まずは周りの大人が豊かな体験をして様々なことを感じよう、というのがイベントの目的でした。この日は多くの先生方だけでなく、たくさんの企業の方々も参加していましたが、僕たちジュニア記者に気軽に声をかけてくださり、楽しく参加することができました。
最初に心をほぐすアクティビティをしました。お弁当・バラ・ブリ・ランドマークタワーの4つのグループに分かれ、「私、あなた」と言いながらグループの誰かを指してどんどん繋げるゲームや、ストーリーになっている絵を一人一人が持ち、英語だけで順番に並べるゲームなどをしました。大人たちが小学生のような遊びを真面目にやっている姿を初めて見て、少し驚きましたが、ゲームが終わったときには自然と参加者の距離が縮んでいました。
太陽住建という会社の河原社長から「学校教育と企業の関わり」についてのお話が終わった後、全体でワークショップをしました。6人ほどのグループを作り、1つセッションが終わるごとに全員が他のグループに旅立つというワールドカフェ形式でした。様々な立場の人たちが自分、または他人の豊かな体験について考え、それを国連で決められたSDGs(持続可能な開発目標)に照らし合わせました。こんな見方もあるのか、そんな捉え方もあるのか、と驚きの連続でした。フォーラムが終了すると飯島小学校の校長先生のブリ解体ショー!最初から最後まで想像以上の豊かな体験でした。
今回の取材で自分は大きく成長しました。それはきっと豊かな体験がぎっしりと詰まったイベントだったからでしょう。世界中が豊かな体験でいっぱいになれば、世の中はもっと明るくなると思います。この経験をきっかけに、僕も豊かな体験をたくさんし、もっとそれを大事にして行こうと思いました。