私たちジュニア記者は、みなとみらい全体に熱を供給している、「みなとみらい21熱供給株式会社」に取材に行ってきました。実際行ってみると、びっくりするようなことや、想像もしてなかったようなことがたくさんありました。まず、私が驚いたシステムは、「地域熱供給」というしくみです。地域熱供給とは、一つのエリア全ての冷暖房・給湯に使用する冷水・蒸気などをプラント(エネルギー)で造って365日供給するシステムで、環境にやさしくとても良いシステムです。また、このシステムは、効率的で、良いまちづくりができます。
熱供給会社はこうした、システムを使って環境問題(地球温暖化)にもチャレンジしています。「地域熱供給」は、省エネルギー、温室効果ガスの削減都市環境の向上にもつながります。地球のことを考えながらさまざまな取り組みをしているのです。
このシステムは、さまざまなメリットがあります。
お客さんにとってのメリットは、三つあり、一つ目は経済性です。エネルギーコスト、設備コストの削減ができます。二つ目は、信頼性です。24時間安全な熱の供給をしています。三つ目は、省力&スペースです。熱源設備の設置場所が不要になり、設備管理も省力化できます。
まちづくりにとってのメリットもあります。
一つ目は、都市防災です。二次災害を防ぎます。二つ目は、都市景観・屋上緑化です。
冷却塔などがなくなり、空いたスペースを緑化することもできます。三つ目は、居住性です。快適なまちづくりができます。私は、みなとみらい21熱供給株式会社は、とてもたくさんの家を支える大仕事の上に、自然や、住み良い環境のことまで考えているのに驚き、感心しました。