展示だけじゃない 横浜美術館

みなとみらいは昔、一般の人は入ることのできない造船所でした。1989年(平成元年)3月に横浜博覧会が行われたとき、1つのパビリオンとして開館し、博覧会終了後も壊さずに残されたのが横浜美術館です。

一般的に博物館には色々な種類の博物館があって、歴史博物館、自然博物館などもありますが、横浜美術館は美術品を収集し、保存・展示する美術館です。横浜美術館は「収集」「保存」「展示」ともう一つ「教育普及」の4つの事に取り組んでいます。

「収集」は横浜が開国してからの作品、たとえば、横浜出身でフランスに渡り、日本の美術界に大きな影響を与えた、長谷川潔さんの作品など集めているなど、テーマを決めて収集しています。
「保存」では、買ったり譲り受けた約1万2000点の作品をカビや乾燥から防ぐ為、湿度・温度の高い時には低く、低い時には高く、だいたい温度22度湿度55%に保って大事に保管しています。
「展示」では約1万2000点を全て展示するのではなく、研究し、テーマを決め200〜300点を展示しています。しばらく展示をしたら、また新しくテーマを変えて展示してみなさんに鑑賞してもらいます。
最後に「教育普及」ですが、子ども達に色々な美術の体験をしてもらい、美術の良さを知ってもらうことに取り組んでいます。他にも大人向けや、お年寄りの方や障害者の方にも楽しんでもらう取り組みもしています。

僕も小さい頃に「子どものアトリエ」に遊びに来て、粘土遊びや色水作りが楽しかった事を思い出しました。今後は12才以上を対象とした「市民のアトリエ」に参加し、絵画や彫刻など体験してみたいと思いました。皆さんも是非足を運んでみてください。

 

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